| ピエール瀧 (今戸家小六(小鶴)) | 田畑智子 (山岸葵) | 柳家わさび (今戸家小春(春木真人)) |
| 柳家権太楼 (本藤昌和) | 春風亭小朝 (スマイル) | 石橋杏奈 (本藤一子) | | 嶋田久作 (山海亭文酒) | 隅田川馬石 (山海亭心酒) | 柳家喬太郎 (バーのマスター) |
1967年静岡県生まれ。89年、石野卓球らと“電気グルーヴ”を結成し、91年、アルバム『FLASH PAPA』でメジャーデビュー。95年には初のソロ映像作品『メカノ』をリリースし、この頃から映像に関するソロ活動もスタート。グラフィックデザイナーの田中秀幸氏とのユニット“プリンストンガ”で、クラブVJ、テレビ番組のステーションID制作、ショートクリップ制作、電気グルーヴのミュージックビデオ、ライヴ映像制作などを手掛ける。
電気グルーヴとしては、97年にリリースしたシングル「Shangri-La」、アルバム『A(エース)』が各50万枚の売り上げを記録し、電気グルーヴ活動史上最大のヒットに。98年にはドイツの屋内レイヴ“MAYDAY”に出演。同年夏から冬にかけてはヨーロッパツアーを全6ヶ国、7公演行う。2000年2月にリリースした9枚目のアルバム『VOXXX(ヴォックス)』は、アジア、ヨーロッパ各国でもリリースされた。 また、俳優としても2000年頃から映画に出演。03年のオムニバス映画『SF Short Films』では、中野裕之監督の作品に役者として出演する以外に「県道スター」で監督としても参加。07年7月連続ドラマ「おじいさん先生」(日本テレビ)では初の主演を務める。 そして、10年には、NHK大河ドラマ「龍馬伝」に溝渕広之丞役で出演し大きな話題を集める。
1980年京都府生まれ。92年、12歳のときに相米慎二監督『お引越し』の主演女優としてデビューを飾り、第67回キネマ旬報新人女優賞、第15回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞など多数の新人賞を受賞。
また、96年の「言うなかれ君よ別れを…」(TBS)を皮切りに、2001年の「風立ちぬ」(TBS)にかけて、向田邦子原作×久世光彦演出のドラマに毎年出演。2000年には、NHK連続テレビ小説『私の青空』でヒロインを演じ、その清冽な魅力と演技力が高く評価される。その後、02年には、月曜ドラマシリーズで連続テレビ小説作品史上初の続編となる「私の青空2002」も放映された。その後も、NHK大河ドラマ「利家とまつ」(02)、「新選組!」(04)、「アイシテル〜海容〜」(09/NTV)など数多くのTVドラマに出演。 また、近年の映画出演作としては、第28回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した崔洋一監督『血と骨』(04)をはじめ、第59回毎日映画コンクール助演女優賞を受賞した山田洋次監督『隠し剣 鬼の爪』(04)、是枝裕和監督『花よりもなほ』(06)、うちだけんじ監督『アフタースクール』(08)、吉田恵輔監督『さんかく』(10)、小林聖太郎監督『毎日かあさん』(11)などがある。
落語家
1980年 東京都生まれ。2003年 柳家さん生に入門 前座名「生ねん」。08年 落語協会 二ツ目昇進「わさび」と改名。出囃子 四君子。 日本大学藝術学部在学中に落語研究会に所属する。美術学科、絵画油彩コース出身とあって、自身の落語会でチラシ制作する手描きの絵には定評がある。初高座の演目は道灌、音楽家の両親譲りの表現力で前座時代から実力を発揮し、二ツ目昇進では師匠の名から薬味つながりで「わさび」に改名。 監督、林家しん平とは普段滅多に寄席では合わなかったが、「小春」役にピッタリな落語家を模索している時、たまたましん平と一緒になるという環境に恵まれる。しん平が数日間鋭く観察した後、落語が素晴らしいにも関わらず、普段の頼りなさとふにゃふにゃ感の魅力に惚れ込み、大抜擢される。最初は主役だからと口説かれるが、その後主役から主役級という表現にさりげなく変わっていった。本作品がしん平作品初出演で、俳優としての第1作目、まさに華々しい映画デビュー作となる。
落語家
1947年 東京都北区生まれ。70年 5代目柳家つばめに入門 前座名「ほたる」。74年 師匠他界により5代目柳家小さん門下となる。75年 落語協会二ツ目昇進「さん光」と改名。82年 落語協会真打昇進 3代目「柳家権太楼」を襲名。出囃子 金比羅。 明治学院大学在学中に落語研究会で活躍し、卒業後弟子入りする。落語協会では、当時真打昇進試験が導入されていたが、抜擢昇進のチャンスが与えられ、受験者一人の異例の抜擢試験に合格し、18人抜きで真打に昇進する。 人間国宝5代目柳家小さん門下の実力派で、高座数は日本一を誇り寄席の爆笑王と称される。著書「江戸が息づく古典落語50席(05年・PHP文庫)」「権太楼の大落語論(06年・彩流社)」や、落語CD、落語DVDも多く発売され、芸域の広さとファンの多さで、落語会は満員御礼札止めとなるほどの人気を誇る。
落語家
1955年東京都生まれ。70年 5代目春風亭柳朝に入門。76年落語協会二ツ目昇進。 80年落語協会真打昇進。出囃子 三下がりさわぎ。 入門当初から落語界のトップになると絶賛され、36人抜きでの真打昇進が話題となる。97年に落語界初の日本武道館での独演会を行い、独演会、講演会は年間200回を超える。 俳優活動では、2003年に新宿コマ劇場「恋や恋 浮かれ死神」で、落語家初の座長公演を行う。テレビドラマ、バラエティ、ワイドショーなどの出演回数も多く、他にクラシック音楽、ジャズにも造詣が深い。 03年に落語団体や一門を越えて結成した、落語ユニット「六人の会」は、落語界の活性化と落語の普及のために活動の場を広げ、落語界始まって以来のイベント、大銀座落語祭を成功させプロデューサーとしての手腕を目される。 まさに、今の落語界を支える中心人物のひとりとして君臨する大物落語家である。
1992年福岡県生まれ。2006年、第31回ホリプロタレントスカウトキャラバンで、グランプリを受賞。翌07年に、主演をつとめたTVドラマ「失踪HOLIDAY」(EX)でデビューを果たし、「受験の神様」(07/NTV)、「斉藤さん」(08/NTV)、「ルーキーズ」(08/TBS)、「赤い糸」(08/CX)、「銭ゲバ」(09/NTV)、「MM9」(10/MBS)など数々のTVドラマに出演。
映画では、映画初主演となったWOWOW FILMS第2弾作品、廣木隆一監督『きみの友だち』 の純真な演技力で多くの観客の涙を誘い、第30回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。その後も、村上正典監督『赤い糸』(08) 、田口トモロヲ 監督『色即ぜねれいしょん』(09)、谷口正晃『時をかける少女』」(10)に出演。11年は本作品のほかに、山下敦弘監督『マイ・バック・ページ』、前田弘二監督『婚前特急』、主演作となる及川中監督『少女戦争』の公開が控えている。
1955年神奈川県生まれ。東洋大学文学部哲学科卒業後、コンピューター会社に入社。その後ピアノ製造業や造園業などの職業を経て、84年に飴屋法水の誘いを受け、劇団・東京グランギニョルに入団し、旗揚げ公演「マーキュロ」に出演。「帝都物語(ガラチア)」など、86年に同劇団が解散するまでの全公演に参加。
88年、実相寺昭雄監督『帝都物語』の魔人・加藤保憲役で映画デビューを果たし、その強烈な存在感が大きな話題を集める。続編となる、一瀬隆重監督『帝都大戦』(89)でも再び加藤を演じ、同様に好評を博した。その後も数多くの映画、TVドラマにおいて、幅広い役柄を演じている。 近年の主な映画出演作には、東京3部作の1本であるレオス・カラックス監督『TOKYO!<メルド>』(08)、タナダユキ監督『百万円と苦虫女』(08)、瀬々敬久監督『感染列島』(09)、大友啓史監督『ハゲタカ』(09)、沖田修一監督 『南極料理人』(09)、瀧本智行監督『スープ・オペラ』(10)、瀬々敬久監督『ヘブンズストーリー』(10)、深川栄洋監督『洋菓子店コアンドル』(11)などがある。
落語家
1969年 兵庫県西脇市生まれ。91年石坂浩二主宰劇団 急旋回に入団。93年五街道雲助に入門 前座名「わたし」 。97年 落語協会二ツ目昇進「佐助」と改名。2007年 落語協会真打昇進 4代目「隅田川馬石」を襲名。出囃子 岸の柳。馬石は語頭の”ば”にアクセントを置く。 石坂浩二主宰劇団の俳優から落語家に転身した、若手真打の本格派。落語に対する勤勉さは、まさしく大ネタ「柳田格之進」を演じる落語家役にふさわしい逸材。おそらく高座の馬石しか知らなかったファンは、圧倒されるに違いない。 自身の落語会の案内状には、律儀に手書きのコメントを添えるまめな一面もあり、繊細でロマンチスト、自分に厳しく他人に優しい、丁寧でしっとりした物腰は落語家を超越した魅力がある。 本作品では、キーパーソンとして違った一面を過激にそして優雅に演じ、絶妙な掛け合いは折り紙付きの実力で、映画初出演とは思えないベテラン俳優の風格も感じさせ、変幻自在の話術に、落語以外での活躍も期待したい。
落語家
1963年東京都世田谷区生まれ。89年 柳家さん喬に入門 前座名「さん坊」。93年落語協会二ツ目昇進「喬太郎」と改名。2000年 落後協会真打昇進。出囃子 まかしょ。 日本大学在学中、日本大学経商法落語研究会に所属し、関東大学対抗落語選手権で堂々の優勝。本好きが高じて書店に勤務するが、愛して止まない落語の世界で生きる覚悟を決め本領を発揮、12人抜きで真打に昇進。 日常を題材にしながらシュールでアナーキー、多彩な新作落語は絶大な人気を誇り、師匠譲りの話芸で古典落語も巧みに演じ、確固たる地位を築いている。春風亭昇太(4号)、三遊亭白鳥(2号)、林家彦いち(1号)らと、SWA(すわっ・創作話芸アソシエーション)を設立し、背番号は6号。 冠番組に09年10月放送開始のBS11デジタルのトーク番組「柳家喬太郎の粋ダネ!」と、10年7月放送開始のTOKYO FM「柳家喬太郎のキンキラ金曜日」がある。 |