◎出演オファーを受けていかがでしたか役柄を聞いて、面白そうだなと思いました。僕は新作をやるからキャラクター作りは慣れてますけど、落語と映画は全然違いますからね、難しかったけど楽しかった。ダークサイド寄りの役ですが、監督が僕をそういう人間と見ているということでしょうね。よく分かりましたよ(笑)。◎林家しん平監督について監督は新作も漫談も作ります。絵も描くしフィギュアも作るし。だから僕は映画監督の林家しん平っていうよりは、物作りのプロであるしん平兄さんと思ってましたから、あんまり違和感もありませんでした。新作落語の先輩としても、その延長線上にいると思いました。 ◎リアル落語家ライフ映画に登場する心酒のプライベートが上下のジャージなのを見て、あぁリアルだなと思いました。もし他の落語家映画で、几帳面で自分に厳しい落語家が出てきたら、多分着物にすると思うんですよ。でも普段の落語家は案外あんな恰好なんです。さすが分かってるなって。◎映画に参加してみてちょっと不謹慎で監督は怒るかも知れないけど、文化祭に参加してるような、我々でいうと圓朝まつりのように、みんなで物を作る楽しさを味わいました。劇場公開も楽しみなんですけど、20年30年経った後に資料としても貴重になりますよ。あの頃は喬太郎もよかったんだなんてね(笑)。 |